鼻と耳は耳管(じかん)と呼ばれる管でつながっています。
(右図参照)
通常この管はふさがっていますが、あくびやものを飲み込む時に開き、耳と外の圧力が平衡状態になります。
この調節がうまく働かず、耳管が開かなかったり、常に開いた状態になったりすると、様々な症状が出現します。
症状としては、どちらも耳の詰まり感を訴えます。
耳管狭窄症ではさらに軽い難聴、滲出性中耳炎を起こすこともあります。
原因としてはカゼやアデノイドの肥大、腫瘍による圧迫などが挙げられます。
耳管狭窄症の治療には、抗生剤や消炎剤などの内服で原因となる鼻の疾患を治療する場合や、
耳管通気(お子様の場合はポリッツェル通気)で耳管の通りを良くしたり、鼻のネブライザー治療などを行います。